毛越寺は慈覚大師円仁が開山し、藤原氏二代基衡(もとひら)から三代秀衡(ひでひら)の時代に多くの伽藍が造営されました。往時には堂塔40僧坊500を数え、中尊寺をしのぐほどの規模と華麗さであったといわれています。奥州藤原氏滅亡後、度重なる災禍に遭いすべての建物が焼失したが、現在大泉が池を中心とする浄土庭園と平安時代の伽藍遺構がほぼ完全な状態で保存されており、国の特別史跡・特別名勝の二重の指定を受けています。 |
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仏の世界すなわち浄土を地上に表現したと伝えられる浄土式庭園との説明がありました。 | |
確かにそんな雰囲気が・・・・ | |
南大門の西寄りに築山があります。深い淵に臨む断崖の景観を思わせる岩山の姿を造り出しています。、『作庭記』に記されている「枯山水の様」の実例と考えられてるそうです。 | |
遣水は、池に水を引き入れるためと造られたものです。曲がりくねる水路の流れに、水切り、水越し、水分けなどの石組が配されています。 | |
毎年春には曲水の宴という平安の頃の遊びを復元した催しが開催されるそうです。 | |
ここは昭和29年から5ヶ年間にわたって全面的に発掘され、その調査結果などをもとに復元されたそうです。 |